子どもが食べない理由はなに?

 子供が食べてくれない…という時、色々な理由が考えられます。
離乳食の完了期~2歳くらいのお子さんは、感覚が育ち自分の好みがわかってきたり、意思表示ができるようになったことで、食べることを嫌がるのこともあります。ほとんどの場合は、ご家庭や保育施設で強要せずに楽しく食事をすることでゆっくり改善していきます。

 しかし、中には食べるためのサポートが必用な子もいます。たとえば、好き嫌いだと思っていたら、「アレルギーでのどがイガイガするから食べたがらなかった」など、一見食べない理由として想像していないようなことが原因のこともあります。
自分の状況をうまく伝えることができないからこそ、「わがまま」と片付けるのではなく、原因を一緒に見つけてあげてください。

最初から「これが原因」とわかることは少なく、複数の理由が重なっていることも。多くの場合、これらの原因を一つ一つ潰していくように探っていくことになります。

うまく飲み込みめない

乳児の時から母乳やミルクがうまく飲めないこともあります。また、離乳食に移行してからうまくできない子もいます。うまく飲み込めないために、いつまでも口に貯めてしまうこともあります。

舌がうまく使えない

舌を使って押しつぶす動作は、離乳食中期レベルの食事でおぼえます。舌がきちんと使えないと、うまくかみ潰すことができません。

うまく噛みつぶせない

うまく噛み潰せず、食べ物を吐き出したり、大きな塊のまま丸飲みしてして吐き戻してしまうことも。食事がお子さんの噛む力に合っていない場合もあります。たとえば、薄い葉物野菜は子供にとって噛みづらい食材です。

姿勢が維持できない

体幹がしっかりとしていないことで、食事のために座り続けることがつらく、落ち着いて食べられないこともあります。椅子やテーブルを調整することで座りやすくなります。また、体の緊張が強い場合は、座位保持椅子で緊張せず食べやすい姿勢を取ると良い事があります。

感覚が敏感・過敏

食べるためには、味覚だけでなく、視覚・嗅覚・触覚・聴覚など、全ての感覚を使っています。感覚が敏感なことで、食べ物の刺激(色・形・におい・温度・舌ざわり・歯ざわり)を不快と感じることがあります。歯が生えかかっている時や抜け替わる時も、痛みや食べづらさを感じます。
また、おもちゃやまわりの音で食事に集中できないこともあります。

不安が強い

子どもにとって初めての食べ物は、未知との遭遇と同じです。不安より、好奇心や食欲が勝る子もいますが、不安を感じやすい子にとっては、口に入れること自体、かなり勇気を要します。

食物アレルギー

食物アレルギーは、目に見える反応だけではありません。食べた時に口や喉がチクチクしたり、食べづらさを感じることもあります。

食事中に強要される

たくさん・はやく・汚さず…食べることを強要されると、緊張で飲み込みづらく、胃の動きも悪くなります。食べる時の声掛けのしかたによって食べづらくなることもあります。

おなかが空かない

おやつが多い、体調が悪い、基礎代謝エネルギーが少ない、消化能力が低い、ストレス度が高いなど、理由は様々ですが、空腹感が薄い~ないことで食べられないこともあります。

 もしかしたら、ここで紹介した以外の理由があるのもしれません。
ご家族だけで解決できないときや、身長や体重が成長曲線から大きく外れたり、体調への影響(口内炎ができやすい、疲れやすい)がある場合は、支援してくれる医療機関や専門職へ相談してみてください。